自転車乗りのモラルには期待できない。もっと規制すべき。

先日のNHKで暴走自転車の摘発についてプチ特集をしていた。
そこで興味深かったのはHICと言う値。

 HIC:頭部損傷基準(Head lnjury Criteria)

HICが1,000の数値を超えなければ、頭部衝撃損傷は生命を脅かさないと考えられるらしい。
んで、自転車と歩行者が接触した時の値を検証。
 ※チャリの時速は20km想定だったかな?

・自転車と歩行者が真っ正面からぶつかった瞬間。
 ⇒HIC=25
  低い。頭部ではなく胴体が主に接触しているからだな。

・その後、歩行者がはね飛ばされて(頭部が)地面に激突した瞬間。
 ⇒HIC=17,516
  ボーダーの17倍の衝撃!! 死ねる。

一切受身を取らない場合だが、老人とかガキとか受身なんてロクに取れないからな〜

この事実に反してライダーの危機感と罪悪感は希薄。
信号無視、片手運転、イヤホン装着してたライダーのコメントは「そんな危ないとは思っていない」と言うもの。ガキかよw 死んでください。


さっそくモラルに期待できないという現実解が出ているのだから次は規制強化だろ。


【自転車はもっと検問されるべき】
番組では警察が違反者にキップを切っていたが、もっと広い範囲でガンガンやるべきなんだよ。
ねずみ取りより余程意義もあるし財政も潤うんじゃね?
そうする事でチャリの道交法が徐々に認識されるし実践されていく。逆にそうしないと浸透しないね。


【完全登録+学習制】
現在でもチャリを買う時は防犯登録はあるが強制ではない。
これを強制にして、同時にその場でルールを学ぶようにする。
保安部品の必要性から車道左側を走るとか一般的な事で十分。
これを「理解した」と合意した人にのみ登録シールを発行する。
ウルトラ簡易な免許制だな。

こうすれば少なくとも「ルールを知らなかったから、教えてもらわなかったから違反してた」等というクズ弁明はできなくなり、”意図的に違反していた”事が立証できる。これは大きい。

当然だが、このシールが貼られていない自転車に乗る事はそれ自体が違反になり没収→廃棄が可能とする。
こうすればパーツから組み上げたり海外輸入した人も自ら登録しに行く事が期待できる。


……とか、行政がもっと本気になってくれればな〜。
規制強化→法整備→道路整備って順番でいい。
自転車道を設けるなんて狭い日本じゃ非現実的だしね。


ちなみに自転車が関連する事故は対自動車が圧倒的に多い。
平成22年で自転車の事故は、ここを見るとこんな感じ。
 自動車:127,419件/内死亡584件(0.46%)
 歩行者:  2,760件/内死亡 5件(0.18%)

何通りかの見解が出せるが、「自動車がチャリに対して保つ殺傷能力の1/3をチャリは歩行者に対して保つ」と見る事ができる。
これ、相当な値よ。
チャリは凶器って認識を国民が持たないとね。

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